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ハスノハカシパン
Scaphechinus mirabilis
タコノマクラ目ヨウミャクカシパン科ハスノハカシパン属.平たいビスケット状のこの動物がウニの仲間だといわれても信じられないかもしれないが,まぎれもなくウニの仲間である.カシパンのたぐいは英語圏では sand dollar(海の1ドル硬貨)と呼ばれているが,ハスノハカシパンは500円玉よりかなり大きい,直径5−7cm程度.浅虫サンセットビーチや合浦の海水浴場のような,砂浜海岸の浅瀬でごくごく普通に見つかる.砂の表面に出ていることもあるし,砂をかぶっていることもある.海底の砂を食べることで,砂の間の有機物から栄養を得ている.だから体を割ってみると,消化管の中は砂だらけ. -
ハスノハカシパン
Sand dollar. Flat, cookie like sea urchin. Diameter 5-7 cm. Common in beach environment. This species may stay on the surface the sediment or burrow in sand. It feeds on sand (organic matter in sand) and its digestive system is stuffed with sand.
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キタムラサキウニ
Strongylocentrotus nudus
ウニ網オオバフンウ二科.食用としてはもちろんのこと,実習用材料としても人気のあるウニ.名前には「ムラサキウニ」とあるが,新潟,千葉県以南で普通に見られるムラサキウニ Anthocidaris crassispinaとは近縁ではなく,むしろバフンウニやエゾバフンウニときわめて近い親戚.比較的大型の個体が多く,裸殻標本を作りやすいので,形態観察実習にも向いている. -
キタムラサキウニ2
センター周辺では岩場に普通に見られる.陸奥湾では産卵期は9 - 10月.ハスノハカシパンと同様,細胞質が透明なので,発生観察向きでもある.
Common species. The spawnig season is September to October. Edible and also useful for marine courses. Closely related to Hemicentrotus pulcherrimus and Strongylocentrotus intermedius. -
エゾバフンウニ
Strongylocentrotus intermedius
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キタサンショウウニ
Temnopleurus hardwickii
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キタサンショウウニ2