実習利用例

東北大学・海洋生物学実習I

多様な海産動物を用いて、環境生物学、生態学、系統分類学、形態学など、多様な分野の知識を統合し、環境と生物の分布の関係を理解することを通して、海洋生物に対する広い生命観を育む.


東北大学・海洋生物学実習II
公開実習

学生の関心に応じ二つのコースを設定している.一つは、潮間帯の生物のふるまいに関するテーマを、学生自身が設定し、独自に実験系を組み問題解決を目指すものである.もう一方は、砂の隙間でみつかる微小動物を対象に、ほとんど研究の空白地といってよい日本で、実際に、採集から始まる一連の系統分類学的研究を体験するものである.

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東北大学・海洋生物学実習III
公開実習

学生の関心に応じ二つの材料を扱う発生学のコースを設定している.本実習では、配偶子形成機構、受精機構、発生運命決定機構、間接発生機構などについて学び、実際に顕微鏡操作、細胞標識、遺伝子発現などの手法を用いて間接発生機構や発生運命決定機構について解析する.これによって生物学的に重要な個体発生の仕組みの普遍性と多様性への理解を深める.

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東北大学・基礎ゼミ

一年生向けに2件の基礎ゼミを当センターで実施しています。

1) 潮間帯の生態学

潮間帯および潮下帯を対象に、興味深い生態現象を示す生物の分布に関するテーマを学生自身が設定し、実験動物の特性を生かした実験系を独自に組み立てることで、問題解決を目指す.

2) ウニに問う

ウニの初期発生現象を題材に、学生が事前に計画した実験を実施。教科書の知識と実際の自然現象の差を実感するとともに、問題解決のための試行錯誤を体験し、困難解決へのアプローチの方法を学ぶ.

3) Interactive Short Course in Marine Biology

留学生と日本人学生が少人数のグループに分かれて、浅虫の海洋生物に関する課題に取り組み、問題解決に挑む.問題解決に向けた試行錯誤を通して、問題発見・解決力、国際コミュニケーション能力、リーダーシップ能力、プレゼンテーション能力を養成する.


東北大学・国際臨海実習
「Shinkishi Hatai International Marine Biology Course」

国内外の大学生・大学院生を対象に、海外から招く講師陣のそれぞれの専門とする分野の実習をすべて英語で実施する.国際的環境で、最先端の研究に触れる機会を提供するもので、これまでにインドネシア、香港、韓国、フランス、ドイツからの参加がある.

講師の情報など詳しくは特設ページでご確認ください.

 

弘前大学農学生命科学部「臨海実習」

内湾の動物相、各動物の形態・体制、個体発生の観察を通して、海産動物の分類、形態、発生を体系的に学ぶ.

弘前大学・教養科目「陸奥湾の生物学」

身近な海である陸奥湾について理解を深め、地域に密着した人材育成を目指す.ウニ類の発生の観察や,磯採集,プラントん採集,(天候が良ければ)ドレッジ採集,水族館見学によって、さまざまな海洋生物に触れ、そのありようを学ぶ.

 

岩手大学「化学生命研修II」

海産無脊椎動物(ウニ類)の胚を用いた実験を、学生と教員の事前の打ち合わせの上実施し、動物の初期発生に関する理解を深める.

 

宮城教育大学「生物学実験II」
&大学院「生物学特別実習」

普段体験できないフィールドでの海洋生物の採集と観察(分類や初期発生)を通して、生物学を実地で学ぶ.実際の経験が、将来、学生が教員として指導するときに生かされることが期待される.

山形大学地域教育文化学部「生物学臨海実習」

教諭免許取得のための科目として設定されている本実習では、海洋生物の発生観察、形態観察、潮間帯から潮下帯にかけての分布する生物の採集・同定と分布様式について学ぶ.


埼玉大学教育学研究科・教育学部「臨海実習」

海に触れる機会の少ない学生が、当センターで実際に海産動物を見て触り、それらのさまざまな形態や生態について学習する.この経験を通して、学生が将来授業をデザインするときに生かされることが期待される.

 

弘前大学・免許状更新講習

教員免許の更新のため、小・中・高教員などを対象に、実施される講習.初期発生の観察、微小動物の観察、顕微鏡を自作するなど、教育現場で生かすことができると期待される題材を、年度によって内容を変えながら実施している.