教育

生物を生活している姿で観察し、本来の生きた姿で実験出来る強みを生かし、海洋生物を対象とした生物学に関する大学院・大学教育を行っています。また、一般や児童などを対象に海洋生物に関する教育普及活動も実施しています。また、平成23-27年度, 平成28-令和2年度,令和3年度-現在と継続的に文部科学省の共同利用拠点に認定されています。詳しくはMEXT拠点事業をご覧下さい。

 

学部教育

陸奥湾には日本海を北上する日本海流に由来する暖流系の生物と、北海道東岸を南下する千島海流に由来する寒流系の生物、さらに内湾性の生物が生息しています。これらの多様な生物を材料にして、東北大学理学部生物学科の学生を対象に、以下のカリキュラムを実施しています。

講義
発生生物学(生物学科2年生)
海洋生物学(生物学科3年生)
短プロ講義:分子細胞生物学(留学生向け)
生物学へのアプローチ(生物学科3年生)

実習
基礎ゼミ(浅虫)(全学1年生向け)2件
海洋生物学実習I(生物学科1年生:海産動物の多様性、系統、進化)
海洋生物学実習II(生物学科2年生:潮間帯の生態学)
海洋生物学実習IIIB1(生物学科2年生:棘皮動物ウニの発生機構)
海洋生物学実習IIIB2(生物学科2年生:脊椎動物ホヤ胚の発生機構)

セミナー(生物学科3, 4年生)
課題研究(生物学科3, 4年生)

このほかに国際臨海実習も隔年で実施している。詳しくはこちら


大学院教育

東北大学大学院生命科学研究科に在籍する大学院生に以下のカリキュラムを実施しています。
共通科目C
細胞生物学合同講義
先端生態発生適応科学特論III(浅虫)
海洋生物学特論(浅虫)
セミナー
課題研究

公開実習教育

国公立大学大学院生および理学部3年生以上の学生を対象にして、単位互換制度に基づき、当センターの研究プロジェクトに関わるテーマで公開臨海実習を開講しています。専門的な実習を提供するとともに、各校の学生間の交流を図ります。

実習テーマ

「北の海,潮間帯のフィールド生物学」(生態学、系統分類学)
「棘皮動物ウニの発生機構」
「脊椎動物ホヤ胚の発生機構」

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他大学の臨海実習

当センターを広く活用するため、本学が主催する実習以外に、他大学の実習も各大学のカリキュラムに沿って行われています。
当センター利用大学
岩手大学理工学部
宮城教育大学教育学部
宮城教育大学大学院(隔年)
弘前大学農学生命科学部
弘前大学全学教育
山形大学地域教育文化学部(隔年)
埼玉大学教育学部(隔年)
青森大学

そのほか大阪大学、慶應義塾大学、東京大学、名古屋大学、鹿児島大学など卒・修・博論支援


生物試料・実験材料の提供

直接の教育のほかに、当センターは、教育研究に供する生物の供給にも尽力し、全国で行われる海洋生物を用いた研究を支援しています。

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