海洋生物を活用した多元的グローバル教育推進共同利用拠点(平成28年度~令和2年度)

あいさつ

私が着任した平成25年には、当センターは既に文部科学省教育関係共同利用拠点として、「東北海洋生物学教育推進拠点」事業活動を精力的に推進していました。前センター長の占部教授をはじめ、現センタースタッフの多大なる努力のもと、他大学の臨海実習や卒業研究等の海洋生物に関わる教育研究の共同利用を含めたセンター全体の年間利用者数は、拠点認定以降飛躍的に伸び、現在では延べ約2500人を数えるまでに至っています。これら活動で培われた共同利用の精神を引き継ぎ、当センターは、平成28年度から第2期教育関係共同利用拠点「海洋生物を活用した多元的グローバル教育推進共同利用拠点」に認定更新されました。これまでに開発・構築してきた、浅虫ならではの多様かつ国際レベルの教育カリキュラムと国際的・地域的ネットワークを武器に、ますます利用者のニーズに応えられるようあらゆることに改善を重ね、海洋生物学教育の推進と将来のための若い人材育成のため邁進してまいりたいと思っています。海洋生物学教育を通した我々の活動により、少しでも多くの若い人たちが自然への興味と理解、探求心を育むことになればこの上ない喜びです。

東北大学大学院生命科学研究科
附属浅虫海洋生物学教育研究センター
センター長  熊野 岳