トピックス2022
吉田直史の論文が発表されました。ハクサンハタザオは日本に生えているアブラナ科の多年草で、モデル植物シロイヌナズナと同属近縁種です。滋賀県伊吹山に生えている個体は、高標高と低標高で葉の毛の密度などの表現型に明瞭な違いがあり、標高適応のモデル植物として、当研究室を含め、様々な研究者によって研究されてきています。本研究では、ハクサンハタザオが低標高から高標高までほぼ連続的に分布していることに着目し、高標高エコタイプの遺伝子と低標高エコタイプの遺伝子がどのように混じり合っているかを研究しました。約20m間隔でハクサンハタザオの葉をサンプリングし、全ゲノム解析を行い、両エコタイプの遺伝子が混じり合っているゾーンを特定しました。さらに、そのゾーンでどのような選択が起こっているかを解析しました。(2022.12.22)
対馬に調査に行ってきました(梶野・彦坂)。調査地は対馬の南にある常緑広葉樹林で、「斧が入ったことがない」林だそうで、周囲長3mはある木をたくさん見ることができました。調査は順調に終わったので観光を兼ねて島内の自然を見て回りました。(2022.12.14-17)
東北植物学会に参加してきました(梶野・吉田・青野・桑田・鈴木桂・彦坂)。コロナ以来初の完全オンサイト大会です(オンラインなし)。吉田直史くんが優秀発表賞を受賞しました。(2022.12.10-11)
圃場整備です。焼き芋つき。(2022.11.28)
新人さんの調査フィールド候補として金華山に行ってきました。(2022.11.27)
新たに4年生一名、研究生一名、交換留学生一名をお迎えしました。普通の歓迎会はまだしにくいのですが、屋外ならよいでしょう、ということで芋煮会をしました。(2022.10.28)
植生調査に四国まで行ってきました(彦坂・梶野・鈴木)。(2022.9.26-28)
足摺岬付近の照葉樹林。
調査と関係ありませんが、調査地の近くに生えていたアコウ(松生のアコウ自生地)。日本には珍しい絞め殺し植物です。絞め殺された植物がいなくなってます。
ヒノキ林。かなりの急傾斜でした。
屋島にて。高木は手近なところに葉がないのでカメラで上部の葉を撮影します。これはハゼノキらしいです。
八甲田実習です。一昨年はコロナのため中止、昨年は八甲田山分園に宿泊できず青森市内から通うなどいろいろありましたが、今年は無事例年通りの実習を行うことができました。(2022.8.22-26)
佐沼高校で出前授業をしてきました(彦坂)。(2022.7.28)
実習3回目です。腰まで大きくなりました。写真は光環境と群落の見た目(どの個体が最上部まで達しているか、など)の観察の様子です。次の日に光合成測定の予定でしたが、あいにくの雨で外で測ることはできませんでした。今年は初の試みとして、個体を掘り採り、実習室内で測定するというチャレンジを行ったようです。(2022.7.12-19)
実習2回目です。膝下くらいまで大きくなりました。(2022.6.13-14)
久々の野外調査で九州に行ってきました。九大伊都キャンパス、福岡演習林、高原農場内にある森林で植生調査を行いました(梶野・彦坂)。土壌分析を行っている九大・原子力研究所との共同研究です。伊都キャンパスと福岡演習林は照葉樹林、農場は標高が高いため落葉広葉樹林でした。(2022.5.30-6.1)
今年も実習が始まりました。オオオナモミ個体群の成長を発芽後から1mくらいになるまで追跡します。(2022.5.17)
プレスリリースを出しました。プレスリリース本文 研究科の研究紹介 (2022.04.19)
2020年度まで在籍していた小口理一さん(現大坂公立大)の論文が発表されました。シロイヌナズナの自然変異を利用し、高CO2での成長促進に関与する遺伝子を発見した報告です。(2022.04.09)

新年度となりました。ポスドクとして梶野浩史さん、M1に小林碧紀さんが加入しました。ホームページもリニューアルしてみました。(2022.04.01)
研究室に多大な貢献をしてくれた上妻馨梨さんと辻本克斗さんが転出することとなりました。お二人とも東京大学へ移籍します。お酒を飲んでの送別会はできませんでしたが、ささやかな贈呈式をしました。(2022.03.25)