機能生態分野では、植物の環境応答や適応について、光合成を中心に、分子レベルから生態系レベルまで様々なスケールで研究を行っています。現在の主要なテーマは、機能形質からの植物の戦略や分布決定要因の解明、植物の光合成・物質生産の観測とモデル化、環境適応のメカニズムの解明などです。

NEWS & TOPICS

     

  • 鈴木桂実の論文が発表されました。日本の代表的な森林樹木33種の実生を用いて地上部と地下部の形質の関係を解析したものです。葉形質は、光合成・葉重あたり葉面積(SLA)・葉窒素濃度・葉寿命などのばらつきが1本に収斂するという葉経済スペクトルがあることが知られています。このような収斂が成り立つためには葉形質と根形質の間に協調関係があると多くの研究者が期待していたのですが、そのような協調は見られない、という報告も多く、謎となっていました。本研究では、共生する菌根タイプの間で葉形質-根形質関係がシフトしていることを明らかにしました。共生する菌根が外生菌根菌かアーバスキュラー菌根菌かによって根の太さが大きく異なり、そのために根形質に葉形質と相関しないばらつきが生じているわけです。先行研究で協調が見られなかった理由の一つが菌根タイプを無視していたからであると考えられます。根形質を解析するときは共生する菌根タイプが何かに気を配る必要性を指摘した論文となりました。

     

    1

     

  • マンチェスターで行われたイギリス生態学会に鈴木桂実さんが参加してきました。鈴木さんはエストニアに留学中です。(2025.12.19)
  • 1

    1

     

    <