四肢の発生

ニワトリ胚の肢芽

左図:肢芽は、胚発生初期に胚の体幹部側面から前後に2対の突起状の構造(前肢芽・後肢芽)として現れる。
右図:肢芽先端部の肥厚した上皮である外胚葉性頂堤(AER)は、肢芽間充織を未分化状態に維持し、肢芽の伸長を促す。肢芽後端部の間充織には極性化活性帯(ZPA)と呼ばれる領域が存在し、肢芽の前後軸の決定に重要な役割を果たしている。